路地倫太郎

2021年2月25日8 分

ワインバル店長が語るワインの基礎知識 ーデートでちょっぴりかっこつけられるレベルになるー

最終更新: 2021年4月16日

◆この記事はこんな方におすすめ

 ✔ デートでカッコつけたいあなた

 ✔ ワインのことを知りたいあなた

 ✔ 飲食店経営者

 ✔ 飲食店店長

 ✔ 飲食店関係者

デートでちょっぴりかっこつけたいあなた!

もとワインバル店長がワインについておしえちゃいます♪

それではさっそくはじめましょう!

「簡単」にできる効果的な飲食店の集客アイディアを知りたい飲食店様は、

  こちらの記事を参照下さい。

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目次

  1. はじめに

  2. ワインの名前ってややこしい!

  3. ワインの種類

  4. スパークリングワインを「シャンパン!」って呼ばないで!

  5. ワインの産地と言えば「フランス」

  6. 今まで覚えたワインでフルコースを食べるなら


1. はじめに

皆さんワインはお好きですか?なんとなく近寄り難い雰囲気がある方も多いのではないでしょうか。

若い時にチェーン居酒屋で飲んだワインで二日酔いが酷くて…とか

ワインリストを見てもわからないから頼み辛いなどなど。

私がワインバルで働いていた時に、よく言われた言葉です。

かく言う私もワインバルで働く以前はワインの知識もなければ、なんとなくおしゃれなお酒!というイメージでした。

20歳そこそこでワインを出すお店に行く勇気も出ず、近所の酒屋さんでジッとワインボトルの裏に貼ってあるラベルを見るものの、何を書いているのかチンプンカンプン。

赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの棚をウロウロして最終的に手に取ったのはボトルの形が可愛かった「マテウス ロゼ」

綺麗なピンク色の飲み物がシュワシュワと泡を立てている様は、小さな頃にクリスマスで初めて飲んだシャンメリーを連想させる高揚感でした。

その3日後、ワインバルへ面接に行き無知ながらに沢山のワインに触れ今では好きなお酒はワイン!と言えるようになりました。

ワインに苦手意識がある方や、過去の私のように興味はあるけどわからないと思っている方が少しでもワインのことを知ってくだされば嬉しいです。

2. ワインの名前ってややこしい!

飲食店のワインリスト(ワインのメニュー)を見て、一体何を書いているのかわからない!なんて方はいませんか?

そもそもワインのメニューには規則性があり、1つ1つの単語の意味が分かれば味の想像もつきやすくなります。

ワインの名前の規則性

① 産地+畑名+造り手

② 産地+品種

➂ シャトー(ブランド名)+ワイナリー名

④ ワイナリー名+キュヴェ名(作品名)

➄ 造り手がインパクトを持たせるために味わいのイメージや遊び心からつけたもの

これだけ上げると覚えることいっぱい!わからない!となりそうですが…

今回は、あくまでデートであたふたせずワインオーダーや、

彼女と家のみで数多くあるワインの中から彼女の好みを読み取って「これなんかいいんじゃない?」とスマートに選べるレベルになる!

を目標にしているので肩肘張らずに頭に入れていきましょう。

3. ワインの種類

まずワインには赤・白・ロゼ・スパークリングの大きく分けて4種類あります。

  • 「赤ワイン」

「赤ワイン」は、基本的に果皮が濃い紫色の黒ブドウを使用しています。

スーパーや青果店で売っている私たちが食べているブドウは食べやすさを基準にしているため、ワイン用のブドウとは異なります。

  • 「白ワイン」

「白ワイン」は、果皮の色が薄い所謂白ブドウを使用します。

ですがまれに黒ブドウの果汁のみを使用する場合もあるので一概に白ワインは白ブドウからできているとは言えません。

  • 「ロゼワイン」

「ロゼワイン」は主に3つの造り方があり、赤ワインの製造法で黒ブドウを使用し薄く色付いた上澄みの果汁のみを発酵させる「セニエ法」。

白ワインの製造法で黒ブドウを使用する「直接圧縮法」。黒ブドウと白ブドウが混ざった状態で赤ワインと同様に発酵させる「混醸法」です。

ここは造り方の話になると混乱するので割愛します。

  • 「スパークリングワイン」

「スパークリングワイン」は炭酸ガス(二酸化炭素)の泡を特徴とし、糖分と酵母を加えて二次発酵させ、その時に生じた炭酸ガスを瓶内に閉じ込める方法と、炭酸ガスをワインの中に直接吹き込む方法があります。

前者の方法は、さらに3つに分けられるのですが、こちらも割愛

(興味のある方はスパークリング 製造方法、トラディショナル方式・シャルマ方式・トランスファー方式でWEBをクリック☆)

4. スパークリングワインを「シャンパン!」って呼ばないで!

先程大まかな作り方をご説明したスパークリングワイン。

たまに泡が入ったワインを「シャンパン」と呼んでいる方がいますが…

それデートではやめましょう。

そもそも泡が入った発泡性ワインの総称が「スパークリングワイン」

  • 「シャンパーニュ」

「シャンパーニュ」はスパーリングワインの中の代表的な種類です。

全部「シャンパン」ではないのでご注意を!(シャンパンは日本での呼び方なのでかっこつけてシャンパーニュって呼びましょうね)

ちなみに「シャンパーニュ」と呼ばれるスパークリングワインは、フランスのシャンパーニュ地方で造られた、ある一定の基準をクリアしたもの。

言わばブランドだと思ってください。

シャンパーニュではないスパークリングワインを飲んで、「このシャンパン美味しいわ~」と言っているのは、

ノーブランドのバックを指さしながら「そのヴィ〇ンのバック、めっちゃおしゃれ」と言っているようなものです。

※ハイブランド、ノーブランドを批判しているわけではなく、ニュアンスでそうだよってことなのでご了承くださいませ。

5. ワインの産地と言えば「フランス」

さて、2.で紹介したようにワインの名前には「産地」が記載されていることがよくあります。

その中でも、やはりワイン王国はフランスではないでしょうか。

「ロマネ・コンティ」というワインの名前を聞いたことがある方も多いはず。

フランスワインは高級というイメージもありますが、比較的安価なものもあるのでご安心を♪

「フランスワイン」と言っても産地ごとに味わいが異なります。

その中でも有名なところを書いていきますね。

  • ブルゴーニュ

フランスの2大生産地のひとつである「ブルゴーニュ」はワインの王と称されます。

ちなみにブルゴーニュの最南端にあるボージョレ地区。11月の第三木曜日に「ボージョレ・ヌーヴォ解禁!」とニュースで取り上げられていますが、「ボージョレ(地区名)ヌーヴォー(新しい)」つまり新酒を飲んで収穫を祝おう!というお祭りです。

話がそれましたが、フランスのブルゴーニュ地方はブドウの「シャルドネ」(白)や「ピノ・ノワール」(赤)の栽培に向いています。

ブルゴーニュは単一品種のワインで、要は1つのブドウで造られます。

長期熟成していないものは、単一品種で造られているのですっきりとした味わいでお料理にもあわせやすいです。

「ブルゴーニュ・シャルドネ」や「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」がワインリストに載っている確率が高いので覚えておきましょう!

  • ボルドー

フランスのワインの女王と呼ばれる「ボルドー」は「ブレンド」されていることが特徴です。

数種類のブドウをブレンドし造り上げるボルドーワインは複雑で豊かな味わい。

使用されるブドウは赤ワインなら「カベルネ・ソーヴィニヨン」「カベルネ・フラン」「メルロー」が有名でしょうか。

これらのブドウを主体にブレンドし複雑な味わいを造っています。

「複雑」というだけあってワイン初心者の方にすると「濃い!」印象のボルドーワイン。

飲みなれると、こういった赤ワインが美味しく感じるのですが、苦手意識を持たれている方は、まずは飲みやすいブルゴーニュのワインがいいかもしれません。

6. 今まで覚えたワインでフルコースを食べるなら

さてフランスのブルゴーニュ地方とボルドー地方を、ちょっぴり書いただけで長くなってしまいました。

そう、ワインは奥が深く産地・ブドウ・製造方法など上げればキリがないのです。

イタリアやドイツなどは別で書くとして、今回の復讐♪

上記のワインをフルコースに合わせるなら、

ー乾杯ー

・スパークリングのグラスで

シャンパーニュじゃなくていいのですっきりとした白のスパークリングを頼みましょう♪

ー前菜や魚料理ー

・ブルゴーニュ シャルドネなどすっきりとした白ワインで。

・魚料理がトマトソースベースなら「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」などのすっきりした赤もあうでしょう。

ーメイン 肉料理ー

・お肉の種類、ソースの味にもよりますが「ボルドー」の赤ワインがあうかと!

このような感じで、あとはソムリエまたはスタッフの方に「このお肉料理に濃いめの赤をあわせたいのですが、おすすめは?」と聞くとちょっとしたワインの特徴を教えてもらえたり、ラッキーな時だとなかなか入手しないメニューにも載せてないワインが飲めることもあります。

そうやって色々なワインを飲むことで、あなた好みの産地やブドウがわかってくると美味しく楽しいワインライフが始まっていくのです。

今回は以上です。

ロジックリンクはこれからも飲食店のためになる記事を配信していきます。

次の記事もお楽しみ下さい。


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