前回に引き続き、当社ご契約店のうち100店舗のWEB集客結果を分析し、傾向についてお話いたします。
当社は、飲食店のWEB集客だけを専門でご提供しており、この情報がコロナで苦心する飲食店経営者様、飲食店の責任者様、広報担当者様の少しでも救いになれば幸いです。
◆この記事は飲食店関係者様におすすめの記事です。
✔ 飲食店経営者
✔ 飲食店店長
✔ 飲食店業界マ―ティング担当者
✔ 広報担当者
✔ WEB担当者
✔ 販促担当者
前回
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こちらの記事を参照下さい。
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1. 結局どこのサイトがコロナ禍でPV(ページビュー)数を取っているのか?
このグラフはGoogleマイビジネス、ぐるなび、ホットペッパー、食べログのPVを集計したもの。100店舗の平均値を月次でグラフにしています。
2. 全媒体共通の動き
元々コロナ発生前から食べログに比べ、Googleマイビジネスは30%~50%PVは多かったということが見えます。
コロナ拡大した2020年2月から各サイトは一気に落ち込み、初の緊急事態宣言発令時には、1/5までPVは低迷。
Googleマイビジネスは、第2波が落ち着いたころには、コロナ前まで回復している。
一方グルメサイトは、コロナ前の30%ダウンまでしか回復していない。
要は、コロナ前にも増して、グルメサイトとGoogleマイビジネスの露出力には差が出てきているという事実です。
前回のコラムで書いた「予約」という意味ではまだグルメサイトは生きてますが、これを「地図見て当日NO予約来店」が増えていたとしたら、もはや、「ユーザーは飲食店に行くとき予約しない」ってニューノーマルが定着しつつあるのかもしれません。
事実、弊社の契約店では、全来店者のうちのネット予約者数が激減し、売上を構成しているのは、当日来店。常連の来店だけではなく新規が来るということはどこかで見つけてきているということ。
Googleマイビジネスの力が増える中、対策を打って、上位表示を多くとり、より強いワードを多くランクインさせることが重要になってきてます。
3. 各媒体のPVを割合で見てみる
先ほどのグラフはPV数と推移が見えましたが、次は量は関係なく月ごとの各媒体のPV比率をグラフ化しております。
これで、「飲食店をWEB上で露出させる」という意味で、どの媒体が強いかが明確になります。
従来、食べログとGoogleマイビジネスの2強で露出力が高く、宴会時期になるとちょっとぐるなびが伸びるという構図でした。
しかし、コロナ後の動きは一変。Googleマイビジネスが約10%割合を伸ばし、10人に6人はGoogleマイビジネスで見ているといっても過言ではない状況。
さらに、ここには裏があります。
4. Googleマイビジネスからリンクして各媒体にアクセスする人がいる。
表題の通り、リンク先に飛ぶ人が多いのもGoogleの特徴です。
理由は単純で、Googleマイビジネスは、位置情報や店舗の営業情報はすぐにわかりますが、魅力や、特徴は非常に見にくく、写真以外頼る情報がないということです。
そのため、Googleマイビジネスに貼ってあるグルメサイトなどのリンクに飛んで、詳細情報を見て、店舗を決める人がいるという現象に陥ります。
要は、食べログやぐるなびのPVはGoogleマイビジネスから流入している可能性があるということ。
これの数値を明確に計測できれば、本当のGoogleマイビジネスの力がわかり、グルメサイトに持たせる役割もはっきりするということ。
5. では昨年と各媒体のPVを比べるとなにが見えるか?
次のグラフは、Googleの2019年11月と2020年11月を比べた際に2020年は何パーセントなのかを示しています。
Googleマイビジネスの11月は約95%近い為、昨年とほぼ同等推移ということです。
1月は60%まで落ちている。という見方です。
6. PV落ち込みランキング
落ち幅
食べログ 約50%までダウン。
Google=ぐるなび(ぐるなびは11月辛うじてGoToイート、Travelの恩恵があり同等レベルに)
ホットペッパー
ここで細かい数値の背景を整理します。
食べログはGoToポイントの対応が遅れ恩恵少なかった。
ホットペッパーは優秀だが、PVの量はもともとかなり少ない
ぐるなび・ホットペッパーはGoToの影響を受けて昨年越えのPVを11月に出す。
Googleはポイント付与に関係ないので、GoToの恩恵は皆無でマイペース!
7. 露出量を増やして当日来店を取るなら!Googleが効果高そう!
グルメサイト依存の予約は管理が比較的楽ですが、その分、月額掲載料、順位を上げるためプランアップ、特集掲載。さらに昨今では予約が入れば入るほど1名につき手数料がかかり2重苦となってます。
外から見るとこの「従量課金」がグルメサイト崩壊の始まりだった気がします。
そもそも、この従量課金は一休レストランがビジネス体系化しました。月額料金がない代わりに予約したコース料金の8%をもらうという仕組み。
それを1名50円~200円で月額固定額1万~40万以上もらっているグルメサイトが更に集客したら、月に数万円から10万近く取るとなると、飲食店は利益が削れて仕方ない。
それでも予約が入れば、食材も読めるし、スタッフも配備しやすい。
こんな売り手の事情を盛り込んだ結果、コロナで予約がなくなると、ユーザーは面倒なので予約しない。予約がないとグルメサイトはただの情報源。
この流れがSNSや、自社ホームページに移管し始める今、飲食店の広告はどうするのが良いのか、それが大きなテーマですね。
次回はその点をまとめてみたいと思います。
ロジックリンクはこれからも飲食店のためになる記事を配信していきます。
次の記事もお楽しみ下さい。
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